どんことしいたけの違いってどんなもの?お宝食材探検隊がわかりやすく解説!
皆さんは「どんこ」というしいたけを聞いたことがありますか?これはしいたけの品種の名前ではなく、きのこのかさがまだ開ききっていない、生のしいたけを乾燥させた干ししいたけのことなんです。
この記事ではお宝食材探検隊が、どんことしいたけの違いについてわかりやすく解説していきます。
そもそもどんことは?
どんことはしいたけの品種の名前ではなく、まだかさの部分の開き具合が7割以下のしいたけを乾燥させたもの。乾燥したしいたけのなかでも肉厚でころんとした丸い形をしていて、弾力のある噛み応えを楽しむことができます。
整った見た目や食感から、寿司の具材や煮物、お吸い物などによく使われています。ちなみに、7割以上かさがひらいて平べったく見えるものを「香信(こうしん)」と呼ぶんですよ。
どんことしいたけの違いとは?
どんこと普通のしいたけに大きな味の違いはありませんが、どんこのほうが肉厚であるため、煮汁などを多く含んでしっかりとした味わいを楽しむことができます。
どんこは漢字で「冬菇」とも書き、1~3月の冬季に採れるしいたけがどんこになりやすいです。このように、どんこは限られた時期に採れるしいたけなので、香信よりもお高めなのも特徴ですよ。
なぜしいたけのかさは開いてくるの?
しいたけはゆっくりと傘を広げていきますが、このかさを開くと見えてくるひだには、しいたけが子孫を残すために胞子を出すという役目があるのです。香信からさらに放っておくと完全に開ききって、くるりとした独特の形がなくなります。
この姿のほうが、より多くの胞子を飛ばすことができるんですね。
どんことしいたけの違いは、かさが7分目まで開いているかどうか!
どんこはかさが開ききっておらず、7分目以下の状態で収穫されたしいたけを乾燥させたもので、しいたけとの味の違いはありませんが、肉厚な食感や値段などに違いがありました。ぜひ「どんこ」を料理に使ってみてはいかがでしょうか?
※画像はイメージです。
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