マーラーカオってどんなもの?フードマニア編集部がわかりやすく解説!
コンビニでもよく見かける「中華風蒸パン」。実は「マーラーカオ」という名前があり、江戸時代に中国から伝わってきたものなのです。
この記事では、マーラーカオの特徴や歴史についてフードマニア編集部がわかりやすく解説していきます。
そもそもマーラーカオとは?
マーラーカオとは、中国の広東省や台湾、マレーシアで食べられる蒸しパンのこと。ふわふわの生地と卵のコクが感じられる優しい味わいが特徴です。中国では点心の一つとして人気があり、飲茶や屋台の他に、家庭でも朝食やおやつとして食べられています。日本ではカップケーキサイズで売られていますが、本場では大きめの型で作り、切り分けて食べるのが一般的です。
マーラーカオは中国語で「馬拉糕」と表記し、「馬拉」はマレーシア、「糕」はケーキのことを指しています。名前の由来は諸説あり、マレーシアが発祥という説やマレーシア人の肌色に似ていたという説などさまざま。また発祥の地に関しても、中国発祥説が有名ですが、マレーシアという説やポルトガルという説もあり、定かではありません。
コンビニの「中華蒸パン」との違いは?
マーラーカオは日本でもスーパーやコンビニなどで売られており、「蒸しパン」として知られていますが、本場のものはよりコクがあり、色も濃いという違いがあります。これは、小麦粉や卵、ラード、白砂糖、などを混ぜ合わせたものを3日間ほど発酵させてから竹製の蒸し器で蒸して作るためなのです。家庭によっては黒砂糖や塩、醤油などを入れるところもあり、バリエーションも豊富です。また、ベーキングパウダーを使って作る日本の「蒸しパン」よりも、よりふわふわとした食感を楽しめます。
一方、日本の「蒸しパン」の特徴はベーキングパウダーの膨らみにより食感がしっとりとするところ。炊飯器やフライパンを使って手軽に作れるのも魅力で、牛乳の代わりに豆乳を使ったアレンジやホットケーキミックスを使った作り方もおすすめです。
マーラーカオとはふわふわ食感の「蒸パン」のこと!
マーラーカオとはふわふわ生地と優しい味わいが魅力の蒸パンのこと。日本でも「中華風蒸しパン」として馴染みがありますが、本場のものと製法や原料が異なります。皆さんも、中国や台湾に訪れた際はぜひ本場の味を試してみてくださいね。
※画像はイメージです。
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