バクテーラーメンとは?
シンガポールの名物「肉骨茶」のアレンジ料理。中国・潮州系のシンガポール料理のひとつで、福建語で「バクテー」と読みます。骨付き豚バラ肉と香辛料を加えて煮込んだ漢方スープのことで、シンガポールでは専門店も多いです。
肉骨茶ラーメンの歴史

かつて中国から移住してきた潮州系の労働者が体力をつけるために朝食で食べたのが、普及のきっかりとなったといわれている。
「獅天鶏飯」の肉骨茶ラーメン
シンガポール町中華を提供するお店「獅天鶏飯」では肉骨茶ラーメンを提供しているが、このメニューとは別にスープのみを香港麺と合わせた素ラーメンの肉骨茶ラーメンを提供しています。
同店が渋谷に移転前、新橋営業時代にバータイムでアルコールを飲んだ後の締めに提供していた初期からのメニュー。こちらは店長の佐藤一聖氏が香港で食べた雲呑麺をヒントに開発したもので、スープは豚肉のスペアリブに白胡椒、塩、ニンニク、八角を加え、すっきりとした精湯に仕上げています。元々、シンガポールでは白胡椒で肉の臭みを払拭していたことから、スープに白胡椒を利かすのが特徴です。
麺には香港麺を使用
小麦粉と卵にかん水を加えた香港麺はゴワゴワとした食感の弾力ある極細タイプの麺。白胡椒の利いたキレのあるスープと共にするりと喉を通ります!
麺生地に圧力をかけて密度を詰めることで、香港麺特有のコシの強い麺になります。茹で時間は30秒程度と調理時間が短いのが特徴です。
■参考資料:「人気店が教える アジアの麺料理」(旭屋出版)
※本文の情報は本の出版時に基づいています
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