オーセンティック・バーとはどんなもの？編集部が解説

ひとくちに「バー」と言っても、世の中には様々なスタイルのバーがあります。その中でもオーセンティックバーは最も格式の高いバー。このオーセンティックバーとはどのようなバーなのでしょうか？

ここでは外食産業に長年携わってきたフードマニア編集部がオーセンティックバーについて、楽しみ方も含めて解説していきます。

オーセンティック・バーとは？

明確な定義というものは存在しませんが、一般的にはお酒に詳しいバーテンダーがいて、カクテルなどを提供するお酒専門のバーというお店が多いですね。バーに行ったことがない人でも「バー」というと、多くの人がオーセンティック・バーをイメージするのではないでしょうか。

オーセンティック・バーは、個人店が多いながらも接客スタイルに格式と一貫性があり、目に見えないサービスでもお客が価値を見出すというのが特徴です。

オーセンティック・バーの楽しみ方

オーセンティック・バーはアンティーク調の内装で程よい明るさの照明が灯る店内、心地よい音量のBGMが流れる中を案内されて着席し、一杯注文したらバーテンダーの手元を眺めながらしばしくつろぐ。提供されたカクテルを最初は目で楽しみつつ、香り、味を、より深く楽しみます。味わった上で、使用した酒の銘柄や産地、年式などについてバーテンダーとも二言三言は会話がする……といったのがオーセンティックバーの楽しみ方。

なんといってもオーセンティック・バーの魅力はバーテンダーの接客にあります。白シャツに黒のベストやジャケット、ネクタイというのが一般的なユニフォーム。他ジャンルの飲食店とは、大きく異なっていますね。

そして、バーテンダーはスマートな接客と華麗な手さばきでカクテルを作る技術も必須。これは一朝一夕で身につくものではなく、それなりの経験が必要になってくるのです。さらに、バーテンダーはお客のいかなる質問にも答えられるような知識や、時にはうんちくなども豊富。世の中のトレンドなどに合わせた情報も持っているので、それぞれに合った会話が楽しめるのです。

オーセンテック・バーとは王道のバーのこと

とはいえ、近年はさまざまな形態のバーが登場して、オーセンティック・バーと名のついたお店でも本格的なバーから手軽に入ることのできるバーまでいろいろ。最初は敷居が高くて入るのを躊躇するかもしれませんが、一度本格的なオーセンティック・バーを味わってみるとその魅力にハマること間違いなし。