タルトショコラとはどんなスイーツ?作り方も含めてお菓子マニアが解説

タルトショコラとは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

ここではスイーツに関する本を多く出版してきたお菓子マニア編集部がタルトショコラについて解説していきます。そして、有名パティスリーの作り方もご紹介。スイーツにこだわりたい人におすすめ!

タルトショコラとは?

写真撮影:菓子工房 T.Yokogawa

フランス語で「チョコレートタルト」を意味し、生クリームとチョコレートを生地に入れて冷やしたタルトのことを指します。

こちらはベネズエラ産の個性的なチョコレートを贅沢に使用したもの。空気を抱かせたサクサクのサブレに流し、オーブン内の湿度をいっきに上げるテクニックで焼き上げています。口に入れた瞬間にサブレとともにフワリとほぐれ、濃厚な香りが広がります。

材料と作り方(直径12cmと直径16cmのタルト型各2台分)

■パート・サブレ
・材料
有塩バター…225g、ローマジパン…135g、グラニュー糖…330g、全卵…180g、薄力粉…630g、ベーキングパウダー…2g、重曹…1g
・作り方
1、バターとローマジパンは常温に戻して同じかたさにしておき、高速のミキサーで、ダマにならないようにしっかりと立てます。
2、1 にグラニュー糖を加えてよく混ぜ、さらに全卵を4〜5回に分けて少しずつ加え、充分に撹拌。
3、薄力粉とベーキングパウダー、重曹をふるって合わせ、2に加えて粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます。生地をまとめ、ビニールで包 んで冷蔵庫で1時間ねかせます。
4、3を3mm の厚さにのばし、直径12cmと16cmのタルト型にそれぞ れ敷き、180°Cのオーブンで15分焼きます。

■オレンジコンフィ
・材料
国産オレンジ(皮つき)…625g、国産オレンジ(皮なし)…625g、国産りんご(皮つき)…250g、トレハロース…400g、グラニュー糖…600g、レモン果汁…100g
・作り方
1、オレンジとりんごは種を取り除き、さいの目大に切ります。
2、鍋に1とトレハロース、グラニュー糖、レモン果汁を入れて弱火にかけ、あくをすくいながら炊いてジャム状に煮詰めます。

■ショコラ・アパレイユ
・材料
牛乳…250g、38%生クリーム…250g、スイートチョコレート…300g、ミルクチョコレート…100g、卵黄…70g、グラニュー糖…70g
・作り方
1、鍋に牛乳、生クリームを入れて沸かします。
2、ボウルにスイートチョコレート、ミルクチョコレートを入れ、湯煎にかけて溶かします。
3、別のボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまですり合わせます。
4、1に3を合わせて混ぜ、湯煎にかけて絶えずかき回しながらクレーム・ アングレーズを炊きます。
5、2に4を少量ずつ加え、ホイッパーで撹拌してしっかり乳化させます。さらに深い容器に移してバーミックスで中の空気を抜きます。

■仕上げ
・材料
クレーム・シャンティー / フランボワーズ / セルフィーユ / チョコレート
・作り方
1、パート・サブレにオレンジコンフィを塗ってショコラ・アパレイユを流します。
2、1を上火180°C、下火150°Cのオーブンに入れ、底にお湯をまき、ボウルに張った湯で湯煎にかけて中の湿度を上昇させて8分焼きます。
3、2が熱いうちに転写シートで模様をつけたチョコレートを表面にのせ、模様を浮き立たせます。冷めてからフランボワーズ、スプーンで形を整えたクレーム・シャンティーをのせ、セルフィーユを飾り、チョコレートを刺して仕上げましょう。

タルトショコラは「チョコレートタルト」のフランス語!

いかがだったでしょうか?有名パティスリーのレシピも掲載したので、自宅でチャレンジしてみるのもおすすめ。

※「有名パティスリーの焼き菓子」に掲載した内容を再編集しています。こちらの作り方は「菓子工房 T.Yokogawa」のものです。
住所:大阪府和泉市万町268-1(和泉中央本店)