グラスの器に入ったモンブランも!

幅広い年齢層に人気の高いモンブランには、いろいろなスタイルのものも登場しています。そのひとつは、グラスに入ったモンブラン。プリンやババロアのようなスタイルです。グラスの器に入れることで、手に持って食べられるようになりますが、ほかにも魅力があります。

グラスに入れたモンブランは、デザート感がアップ!

グラスの器にモンブランを盛り付けると、断面もきれいに見える品になります。そのほかに、ソースも組み合わせられる利点もあります。皿に盛り付けたデザートのようなソートとモンブランクリームと生地やフルーツの組み合わせも可能になります。そして、グラスの中でソースやモンブランクリーむや生地が融合して、食べ進むと「新しい味わい」が生まれるという魅力も楽しめます。

マロンとカシスの相性の良さをグラスの中に表現!

東京・東陽町のパティスリー「エクラデジュール」のモンブランは、グラス入りで評判の品です。

グラスの底には、凍らせたカシスのピューレ。その上にホワイトチョコレートのガナッシュ、マロンクリームに栗の渋皮煮。食感のアクセントにクランブル、メレンゲが。

上からスプーンで食べるとマロンクリームをまず味わえます。食べ進むと、底のカシスピューレが混ざり、カシスの酸味がマロンクリームをより引き立ててくれ、楽しさが増します。

底の凍ったカシスピューレが溶けてくると、きれいに見えるよう、上に重ねるホワイトチョコレートのガナッシュは星型口金で絞って入れるなど、味・見た目のおいしさを計算して組み立てられています。人気の理由がわかります。


【参考図書】

評判モンブランの技術 ※(旭屋出版刊)


23品の個性豊かなモンブランのレシピとともに、その内容構成の考え方、作り方のシェフのこだわりを解説する専門書です。

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■B5・192ページ
■4,950円(税込)