土佐酢の作り方

酢とだしなどを合わせる「合わせ酢」は、和食のいろいろな料理に活用できます。土佐酢は、活用範囲の広い合わせ酢の大費用です。三杯酢に追いガツオをして作ります。

土佐酢のベースは「三杯酢」

三杯酢は、酢、だし、薄口醤油、みりんを合わせたものです。その割合は、酢3、だし3、薄口醤油1、みりん1。

三杯酢でポイントになるのは、だし。昆布とカツオ節でとる「一番だし」を使います。これだけでも美味しい三杯酢ですが、土佐酢は追いカツオをするので、旨味が濃く、料理の味わいをいっそう引き立ててくれます。

土佐酢の作り方

三杯酢をカップ5杯分使う、土佐酢の作り方を紹介します。

三杯酢を鍋に入れて火にかけます。煮立ったら、花カツオを15g入れます。

花カツオを入れて、ふわっと煮立ってきたら、一呼吸おいて火を止めます。

カツオ節が沈むのを待ちます。

カツオ節が沈んだら、上に浮かんだアクを取り除きます。アクを取ったら布を2枚重ねて漉します。

漉したカツオ節は軽く押さえて絞ります。強く絞るとエグ味ででるので注意しましょう。これで、土佐酢のできあがり。

土佐酢のバリエーションも

土佐酢は他の合わせ酢のベースになります。

また、土佐酢に大根おろしを合わせたり、生姜、ワサビ、唐辛子などを加えて味のバリエーションを広げることもできます。

 また、料理の下味として、材料を酢洗いするのにも使うことができます。

「酢の料理」大全(吉田晴彦著 旭屋出版刊より)

プロフィール

フードマニア編集部
フードマニア編集部
こんにちは!こちらでは、知っておくと便利なグルメ知識やおすすめのお店を紹介していきます。
記事一覧はこちら

前の記事

日本の餃子の始まり

次の記事

焼き餃子のバリエーション