大阪名物のひと口餃子とは
神戸の南京町を控え、餃子チェーンが鎬を削る、関西は昔から餃子が多き地域。特に大阪は、個性的な餃子が多い土地柄です。中でもひと口サイズの餃子は、ご飯のおかずや酒の肴としても楽しまれ、大阪名物の一つとして定着しています。
有名なひと口餃子のお店「餃子専門店 店天」

ひと口餃子を大阪名物として広く知らしめたのが「餃子専門店 店天」です。全国にテレビCMを積極的に流しており、関西地区ではすっかりお馴染みのブランドです。同店は1977年4月に大阪・北新地で開業した餃子専門店。かわいい扇形に加え、ひと口で食べられる手軽さや、酒を進ませる独自の味が話題を呼び、当時から新地のクラブのお客やホステスさんにも人気をあつめてきました。(現在は閉店)
一早くテイクアウト専門店を出店

1988年にはテイクアウト専門店を一早くデパートに出店。現在、北海道から大阪までの各地のデパートに10店舗、駅や空港7カ所に23店舗のテイクアウト専門店を展開。ひと口餃子を大阪発祥の食べ物として各地に伝えてきました。さらに、それまでは庶民的なイメージが強く、テイクアウトも家庭で食べるための利用だった餃子を、折箱にいれることによって高級感あるものに、贈答品としても人気を集めています。
「店天」の味の特徴
ひと口サイズが売り物の同店の餃子は、扇形の包み方が見た目にも個性的。1個約9kgです。創業が夜の町・キタ新地だったこともあり、酒の肴としてあうよう、焼き上がりはピリッと辛く、パリッとした薄焼き煎餅のような食感が特徴です。あんは国産の豚挽き肉とニラ、白菜、ごま油と香味料などを加えて作ります
■参考資料:「餃子の探求」(旭屋出版)
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