ザクロとはどんなもの?どんな効能があるの?お宝食材探検隊がわかりやすく解説

皆さんはザクロというフルーツを食べたことがありますか?丸くて赤い見た目が印象的なざくろですが、果実を開けばコロンと赤い宝石のような粒が出てくるんですよ。そのまま食べてもよし、ジュースにしたり、カクテルなどに使われるシロップになったりと、食べ方は様々。また、美容や健康効果にも期待できるんですよ。

この記事ではお宝食材探検隊が、ザクロの特徴や気になる効能についてわかりやすく解説していきます。

そもそもザクロとは?

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ザクロはミソハギ科ザクロ属の落葉樹になる果実で、原産地は諸説あるのですが、地中海沿岸からヒマラヤにかけてとも、イランやトルコあたりとも言われています。日本にはシルクロードを通って中国に伝わり、中国から平安時代に伝わったんだとか。その頃は食用というより、観賞用にしたり、薬の一種として栽培されていたんですって。

ちなみに漢字では「石榴」と書きます。「種の多いリンゴ」というフランス語が語源とか。英語ではpomegranate(ポムゲラネイト)。広島県、福島県が主な産地です。

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果実の中にはルビーのように赤く透明な果粒がたくさん詰まっていて、この部分を食べます。ひとくち噛めば爽やかな酸味と甘味が広がって、舌先ではぷちぷちとした食感を楽しむことができます。ジュースやジャムに使われるほか、カクテルに使うグレナデンシロップにはザクロの果汁が使われているんですよ。

ザクロの花が咲くのは梅雨の頃で、この紅色の花は「ひとつだけ異彩を放つもの」「多くの男性の中にいるただ一つの女性」などの意味を持つ「紅一点」という言葉の由来なんですよ。石榴石(ざくろいし)という宝石もあり、英語ではガーネットと呼ばれます。

ザクロの効能とは?

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ザクロに期待される効能の一つは、むくみ予防です。塩分の取りすぎはむくみの原因となりますが、体の塩分を排出してくれる効果を持つカリウムがたくさん含まれているザクロを食べることで、むくみの改善につながるんですね。

また、ザクロに豊富に含まれるビタミンCやポリフェノールは、シミやしわが気になる人や、予防したい方にはぴったりな栄養素で、美肌効果が期待できます。ザクロに含まれるエストロンが、コラーゲンの生成を促して、張りのある肌を作ってくれますよ。

ザクロとは、赤い宝石のような粒を噛むと美味しいフルーツのこと!

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ザクロとは、果実の中にルビーのように赤く透明な果粒がたくさん詰まっていて、噛めば爽やかな酸味と甘味を楽しめるフルーツのこと。ジュースやカクテルのシロップに使われたり、生でそのまま食べることもできるので、ぜひザクロを食べてみてはいかがでしょうか?

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