シンガポールの麺料理、ラクサとは?

ラクサとは中国南部の料理とマレー半島に料理をミックスして生まれたニョニャ料理(プラナカン料理)の代表的な麺料理。

エビの出汁にココナッツミルクのコク、さまざまなスパイスが香る濃厚なスープが特徴のシンガポール・カトンの名物料理です。

「LAKSA」のラクサとチキンライ

LAKSAのオーナーである茂木典子さんはオーストラリア在住時、ラクサを食べる機会がよくあったそうですが、シンガポール発祥のものとは知らなかったそうです。

その後、観光でシンガポールを訪れた際、ラクサに出会い、本場の味に感激したそう。日本では当時、まだあまり馴染みのない料理だったため、ラクサを知ってもらおうと友人とお店を始めることを決意。知り合いを通じてシンガポール人のシェフを紹介してもらい、ラクサの調理法を学んだそうです。

同じ米粉でもシンガポールのラクサは丸い麺で、フォーのような平たい麺とは異なります。つるっとコシのある乾麺のロング麺をメインに自家製のもちもちショート麺を土・日限定で提供しています。

ラクサを作る上で一番大変なのは、ラクサペーストを作るために多数のスパイスを大きな中華鍋で揚げ炒める作業。仕込みには1日かかるといいます。同店では、パクチー、レモン、エビ、アサリ、ソーセージなどトッピングは何種類でも自由に選べる19種類。辛さはマイルドからスーパーホットの5段階で用意しています。

■参考資料:「人気店が教える アジアの麺料理」(旭屋出版)

※本文の情報は本の出版時に基づいています

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