ヤマブシタケとはどんなもの?幻のキノコって本当?お宝食材探検隊がわかりやすく解説

皆さんは「ヤマブシタケ」というキノコをご存じですか?サンゴハリタケ科に属するキノコで、日本をはじめとして中国、欧米、北アフリカなどで採ることができる、白くて丸い形をしたキノコなんです。日本では森の奥深くに自生しており、見つけるのが大変難しいことから、古くから「幻のキノコ」と呼ばれていたんですよ。

この記事ではお宝食材探検隊が、ヤマブシタケの特徴についてわかりやすく解説していきます。

そもそもヤマブシタケとは?

画像素材:iStock

ヤマブシタケとは、日本では数少ないサンゴハリタケ科に属するキノコで、日本をはじめとして中国、欧米、北アフリカと広範囲にわたって分布しています。一般的なキノコのように傘や柄などがなく、白くて丸い形をしたキノコなんです。

このヤマブシタケの名前にある「山伏」とは、山野を歩いて仏教の修業をする修験者のことで、彼らが着ていた服装につけられた丸い飾りに似ていることから名付けられたんですって。

中国では四大珍味の一つ!?

画像素材:iStock

ヤマブシタケは中国ではホウトウクウと呼ばれていて、約400年前に「農政全書」という書籍にて食用キノコとして紹介されています。古くから膳や宮中料理として振る舞われていたんですって。

また、歴代皇帝が探し求めたキノコとも言われていて、四大山海の珍味の一つとして、古来から重宝されていたんだとか。

日本では幻のキノコとよばれていた?

画像素材:iStock

森の奥深くにひっそりと自生しているヤマブシタケは、見つけるのが大変難しいために「幻のキノコ」と呼ばれてきました。

江戸時代に「養生訓」という書籍の中で「薬効のある植物を好むシカは、ヤマブシタケに吸い寄せられるように近づく」と書かれており、そこからヤマブシタケのことを「鹿の玉」と名付けたんだとか。

ヤマブシタケとは、幻のキノコと言われている白くて丸いキノコのこと!

画像素材:iStock

ヤマブシタケとは、日本では数少ないサンゴハリタケ科に属するキノコのことで、傘も柄もない白いポンポンのような見た目をしている丸いキノコのこと。日本や中国では古くから珍味として親しまれており、幻のキノコと呼ばれていました。幻と呼ばれるヤマブシタケ、一度は食べてみたいですね。

※画像はイメージです。