鍋に欠かせない「豆腐」!鍋料理での役割は?和道一筋がわかりやすく解説!

どんな鍋料理にも必ずと言っていいほど使われている「豆腐」。シンプルな味わいはどんな具材とも相性が良く、すき焼きやおでんなど、さまざまな鍋料理に欠かせない存在です。

この記事では、鍋における豆腐の役割について和道一筋がわかりやすく解説していきます。

なぜ鍋料理に欠かせない存在?

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他の具材のように出汁が出るわけではありませんが、鍋料理における豆腐の最大の魅力はその「食感」。口当たり、弾力、歯触りを味わえるうえ、柔らかい「絹ごし」から固めの「木綿」まで、バラエティーに富んでいるのも魅力です。レシピにもよりますが、一般的に鍋料理には「絹ごし」がおすすめ。肉や魚、野菜の食感とは異なり、滑らかな口当たりのある「絹ごし」は、他の素材を引き立てます。

もちろん豆腐自体の味も非常に重要です。豆腐は大豆と水から作られ、その水分量は90%以上。豆腐の水の良し悪しが味を左右すると言われるほど。加熱によって、豆腐が含む水分が鍋のだしに流れ出てしまうので、豆腐に使用される水は鍋全体に影響を与えているんですよ。

豆腐が美味しい鍋料理は?

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どんな鍋料理にも欠かせない豆腐ですが、豆腐が主役になる鍋料理もあります。喉越し滑らかな食べ味が特徴の「湯豆腐」は、鰹節と醤油で味付けした出汁で食べるのがおすすめ。温泉湯豆腐は全国各地の旅館でも人気メニューの一つで、トロトロの食感が楽しめます。
豆腐をより楽しみたい人には豆乳鍋もおすすめ。味噌豆乳鍋や坦々豆乳鍋はスープの味わいと豆腐の相性が抜群です。

また、辛い鍋に加えれば豆腐の優しい味わいが辛味をマイルドにしてくれるので、そちらもオススメです。

鍋料理における豆腐の役割は大きい!

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豆腐は、他の食材にはない食感と、そのシンプルな味わいから、どんな鍋料理にも合う万能さがあります。この冬はぜひ、豆腐の魅力が詰まった鍋料理を楽しんでみてくださいね。

※画像はイメージです。
※「料理と食シリーズ No.6 鍋料理 汁料理」に掲載した内容を再編集しています。