うま味とはどんなもの?「旨味」となにが違うの?フードマニア編集部がわかりやすく解説!

美味しいものを食べたとき、「うまい!」と声に出すこともしょっちゅうありますよね。そんな美味しいの言葉であるうまい!は「旨味」で、「うま味」とは違うことをご存じですか?

この記事ではフードマニア編集部が、「うま味」と「旨味」の違いをわかりやすく解説していきます。

そもそも「うま味」とは?

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うま味とは、甘味・酸味・塩味・苦味とともに基本味と呼ばれる味の一つです。この基本味とは、他の味を混ぜ合わせても作ることのできない独立した味のことを指すんです。この「うま味」が発見されたのは実はごく最近のことで、日本人によって発見されました。

代表的なものは昆布だし。昆布から「うま味」成分である「グルタミン酸」を取り出すことに成功したのが始まりなんですって。

うま味の特徴は?

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うま味は食材の持ち味を引き立て、料理のおいしさに深く関わり、健康的な食生活を送る上でなくてはならない味です。先ほど紹介した「グルタミン酸」のほか、「イノシン酸」「グアニル酸」などがうま味物質として挙げられます。

これらの物質は昆布や野菜、お肉や魚、干しきのこなど様々な食品に含まれているんですよ。

「旨味」とは何が違うの?

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「旨味」と「うま味」は混同されがちですよね。私たちが「うまい!」と表現するのは「旨味」のほうで、美味しさを表現する大きな概念になります。そう、そのまま「美味しい」と同じ意味なんです。

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旨味は食べ物の温度や香り、食感や見た目など、様々な感覚の要素で決まります。いろいろな味や要素が重なって「うまい!」という旨味が引き出されているんですね。

「うま味」とは基本味の一種で、「旨味」とは美味しさを表現する言葉のこと!

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私たちが「うまい!」と表現するのは「旨味」で、「うま味」とは甘味・酸味・塩味・苦味とともに「基本味」と呼ばれる一種のこと。言葉によって意味が異なるので、ぜひこの二つの違いを知って家族や友人に話してみてはいかがでしょうか?

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