アガーとはどんなもの?ゼラチンや寒天との違いは?トレンドハンターがわかりやすく解説

最近SNSで拡散され爆発的なヒットを遂げている「水ゼリー」。そんな水ゼリーの原料であるのが今回ご紹介する「アガー」です。

この記事ではトレンドハンターがアガーの魅力と、ゼラチンや寒天との違いについて解説していきます。

そもそもアガーとは?

画像素材:写真AC

アガーとは、寒天と同様に海藻を原料として作られる凝固剤のこと。ツノマタやスギノリなどの海藻類から凝固成分を抽出しており、無味無臭で透明度が高いのが特徴です。

アガーで作られたゼリーは柔らかく、口当たりが良いのが魅力。また30~40℃で固まるため、常温で放っておいても溶け出すことはありません。 透明度の高さを活かした果物入りのゼリーや、柔らかく仕上げたい時に最適です。

ゼラチンや寒天との違いは?

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では同じ凝固剤のゼラチンや寒天との違いはどこにあるのかご存知でしょうか。
まずゼラチンは、アガーとは異なり牛や豚のコラーゲンが作られるもの。動物性であるため熱に弱く、25℃以上の常温で置いておくと形状が維持できなくなります。食感はアガーと比べるとプルプルと弾力があり、ババロアやゼリー、マシュマロなどに向いています。

一方、寒天はテングサなどの海藻から作られる凝固剤のこと。アガーと同じ植物性のため常温でも固まりますが、固まった時の食感は少し硬く、歯切れの良さが特徴的です。またアガーとは違い透明感は無く、白く濁ったような色味に仕上がります。ところてんや水ようかんを作るのに向いています。

アガーとは海藻から作られる凝固剤の一つ!

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アガーとは海藻類から作られる凝固剤の一種で、そのなめらかな口当たりと柔らかさが特徴。同じ凝固剤でもアガーと寒天、ゼラチンとではそれぞれ特色が異なります。もし凝固剤を使用した料理をする場合には、ぜひ目的や好みに応じて使い分けてみてくださいね。

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