エシャロットとはどんなもの?エシャレットとの違いは?お宝食材探検隊がわかりやすく解説

フランス料理に欠かせない食材として知られる「エシャロット」。何気なく食べている人も多いと思いますが、一体どんな野菜なのかご存知でしょうか。

この記事ではお宝食材探検隊が気になるエシャロットの特徴や、「エシャレット」との違いについて解説していきます。

そもそもエシャロットとは?

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玉ねぎの仲間であるエシャロットは、同様に茶色い皮に覆われているのが特徴。通常の玉ねぎに比べると細長く、サイズもひと回りほど小さいです。同じネギ科なので風味は玉ねぎに似ていますが、ニンニクのような独特の香りがあり、香味野菜として使われることも多いです。

日本で出回っているものはほとんどが輸入品で、主な産地はベルギーやオランダになります。

「エシャロット」と「エシャレット」の違い

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「エシャロット」によく似た名前の「エシャレット」という野菜があるのをご存知でしょうか。名前の印象からすると同じような野菜を連想するかもしれませんが、実は「エシャロット」と「エシャレット」は全くの別物。エシャロットは玉ねぎの一種であるのに対して、エシャレットは「根らっきょう」のことを指します。一般的ならっきょうよりもクセが弱く、生で食べることも可能です。

では、そもそも何故このような似た名前が付けられたのか。実はまだ日本でエシャロットが知られていなかった昭和30年代、「根らっきょう」という名称では売れなかったために、西洋の野菜「エシャロット」の名前をつけて販売したという背景があります。その後日本に本物のエシャロットが出回るようになると、呼び分けるために「エシャレット」と名前を変えます。そのためこのような紛らわしい呼称になっているのです。

どんな料理に使える?

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エシャロットはフレンチに欠かせない野菜の一つですが、それ単体で食べることはほとんどなく、ソースのベースに使用したり、肉料理の付け合わせとして食べられることが多いです。

またエシャロットの持つ独特の風味は代用が利きづらく、逆を言えばエシャロットを使うだけでいつもの料理がちょっと本格的な味わいに変化するのです。

エシャロットとは小さな玉ねぎのような野菜のこと!

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「エシャロット」と言うとまだ日本では業界の人が使用する野菜というイメージが強く、スーパーなどで売られていることも稀ですが、もし本格的に料理をしてみたい人や新しい食材にチャレンジしてみたい人は、ぜひエシャロットに挑戦してみてくださいね。

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