メレンゲの作り方は?どんな種類がある?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!

お菓子作りには欠かせないメレンゲ。「卵白を泡立て作るもの」と知っている方も多いかもしれませんが、実はその作り方は一つではないんです。

この記事ではお菓子マニア編集部が、メレンゲの作り方や種類を解説していきます。

メレンゲの作り方は?

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そもそもメレンゲとは、卵白に砂糖を加えて泡立てたもの。
焼いてクッキーのようにしたり、ムースやケーキなどを作ったりと、さまざまな使い道があります。

作り方は主に三種類。作るお菓子によって向いているメレンゲの種類も違います。卵白を泡立てるという点に変わりはないのですが、砂糖の加え方に違いがあるんです。
しかしどの種類においても大切なのは、ボウルの水気を拭いておくことと、卵白を冷やしておくこと。また、ほとんどの場合は角が立つくらい泡立てて使いますよ。

それでは種類ごとの特徴や作り方を見てみましょう!

イタリアンメレンゲ

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イタリアンメレンゲの特徴は、砂糖を熱いシロップにして卵白に加えるところ。メレンゲを他の材料と合わせ、冷やして作るお菓子に適しています。
まずは水(砂糖の3分の1の量)に砂糖を入れ、火にかけてシロップを作りましょう。沸騰してきたら水を含んだハケでこまめに鍋肌を塗ると、砂糖の再結晶を防げます。
そうしてシロップが116度から118度になったら、少し泡立てた卵白に加えながら、さらに泡立てて完成。ハンドミキサーを使うと失敗が少なくておすすめですよ。

コールドメレンゲ

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砂糖をそのまま卵白に入れて泡立てるのがコールドメレンゲ。卵黄と卵白を別に泡立てて作る別立てのスポンジ生地には、このコールドメレンゲが良いですよ。
砂糖の量は作るお菓子によって変わりますが、最初はすべての砂糖を卵白には入れず、卵白の4~5%の量だけ入れて完全に泡立てます。砂糖が多すぎると卵白がただれてしまうので注意!
しっかり泡立ったら、残りの砂糖は泡立てながら4~5回に分けて入れましょう。

ホットメレンゲ

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ホットメレンゲとは湯煎しながら泡立てる方法で、細工物などによく使われます。卵白と砂糖をボウルに入れ、湯煎して50~60度にします。湯煎によって砂糖が溶けて安定性が出るんです。最初は高速で、ある程度泡立ったら中速にし、完全に温度が下がるまで泡立てましょう。
焼いてクッキーのようにして食べるのに向いていますよ。

メレンゲには3種類の作り方がある!

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いかがでしたか?メレンゲの作り方が3種類あることを知らなかった方も多いのではないでしょうか?
皆さんもメレンゲを作る際には参考にしてみてくださいね。

※画像はイメージです。
※「料理と食シリーズ NO.29 イタリア菓子 イタリアパン」に掲載した内容を再編集しています。