サラミとはどんなもの?いろんな種類があるって本当?フードマニア編集部がわかりやすく解説

皆さんはサラミと聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?ワインなどお酒のおつまみ、あるいはピザのトッピングなど、さまざまな印象があるのではないでしょうか。

ソーセージやハムなどと一緒に精肉店に並んでいるサラミとは、いったいどんなものなのでしょう?そしてひとえにサラミといっても、いろいろな種類があるのはご存じでしたか?

この記事ではフードマニア編集部が、サラミの特徴や種類についてわかりやすく解説していきます。

そもそもサラミとは?

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サラミとは、豚肉や牛肉の合挽肉で作られる、イタリア発祥のドライソーセージのこと。塩を意味する「Sale(サーレ)」が語源となっています。ひき肉に塩やスパイス、ラードや酒などを混ぜて腸詰にし、数か月ほど熟成・乾燥させたものがサラミと呼ばれるんですね。

ちなみにこのサラミ、こどものおやつ、おつまみなどでも知られる「カルパス」と製造工程は同じなんですよ。カルパスは安価な鶏肉を使うことでリーズナブルに、また、ラードを加えるので水分量もサラミより多いのが特徴。JAS(日本農林規格)で水分量が35%以下であると定められた「ドライソーセージ」がサラミなら、35%から55%の水分量である「セミドライソーセージ」がカルパスなんですよ。

サラミの種類にはどんなものがあるの?

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日本に多く輸入されているのは、主にイタリア産とスペイン産のサラミ。ハンガリー産のサラミも有名です。

その中で特に知名度が高いサラミの一つが「サルミ・ミラノ」。ニンニク風味に味付けされた豚肉と牛肉、そしてたっぷりのラードを詰めたもので、マイルドな風味が特徴です。そのままお酒のおつまみとしても楽しめますし、ピザやパスタのトッピングにもぴったりですよ。

ハンガリーで代表的な「ウインターサラミ」もおすすめ。これは表面が白カビでおおわれているのが特徴で、雪が積もったような美しい外観と、昔は冷蔵設備が乏しく、冬の寒い時期にしか製造できなかったことを受けてこの名前が付きました。味わい深いサラミで、お酒のおつまみにぴったりですよ。

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スペイン産で有名なものといえばチョリソーですが、こちらは別記事で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

サラミとは、国によっていろんな種類のあるイタリア発祥のドライソーセージのこと!

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サラミとは、豚や牛などのひき肉を塩やスパイス、ラードやお酒などで味付けして、長時間熟成、乾燥させてできるドライソーセージのこと。イタリア産の「サルミ・ミラノ」やハンガリー産の「ウインターサラミ」、スペイン産の「チョリソー」など、いろいろな国で作られているサラミを、お酒のお供に食べ比べてみてはいかがでしょうか?

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