アメリカ・ハロウィンの伝統菓子パンプキンパイとは?お菓子マニア編集部がわかりやすく解説!

ハロウィンの時期になると食べたくなるのがカボチャを使った料理やお菓子。カボチャの生産量が多いアメリカでは、「パンプキンパイ」と呼ばれるデザートをハロウィンからクリスマスの時期にかけて食べるのが伝統になっています。

この記事ではお菓子マニア編集部がハロウィンの起源や、パンプキンパイの特徴について解説していきます。

そもそもハロウィンってどんな祭り?

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日本では「子供たちが仮装をしてお菓子をもらうイベント」というイメージが強いハロウィンですが、元々は紀元前5世紀頃にアイルランドで生まれたお祭り。当時のアイルランドでは11月1日から新年が始まるとされていたため、ハロウィンでは1年の収穫を祝うとともに、魔除けの意味も込めて祭りを行っていました。

その後アメリカにハロウィンが伝わると、子供たちも楽しめるような現在のスタイルへと変わり、多くの人から親しまれるイベントに。ちなみに、かつてアイルランドではハロウィンと言えば「カブ」を使用していたようですが、アメリカに渡った際に、より収穫量が多く馴染み深い「カボチャ」へと変化したと言われています。

パンプキンパイとは?

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北アメリカの伝統的なケーキの一つである「パンプキンパイ」。とりわけハロウィンから感謝祭、クリスマスにかけて食べられるスイーツで、一般的なパイとは異なり、上からパイ生地を被せないという特徴があります。

カボチャをベースとしたフィリング(パイの具材のこと)にシナモンやナツメグ、クローブなどのスパイスをたっぷりと加えるのが伝統的なパンプキンパイの作り方。スパイスを多く加えるほど茶色い見た目になり、フィリングには甘くねっとりとしたカボチャが使用されます。

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アメリカでは一般的にホイップクリームを添えて食べる風習がありますが、カナダではメープルシロップをかけて食べることも。カボチャの優しい甘さとスパイスの香りが相性良く、秋から冬にかけてのアメリカでは欠かすことのできないデザートなのです。

パンプキンパイとは北アメリカの伝統的な焼菓子のこと!

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パンプキンパイは北アメリカでよく食べられている伝統的なデザートのこと。見た目はシンプルですが、スパイスがよく効いていて、大人でも楽しめる味ですよ。今年はぜひアメリカの伝統的なスタイルでハロウィンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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