アメリカンコーヒーやドリップコーヒーなど日本でしか通じないコーヒーの呼び名特集!カフェレス子が一つ一つわかりやすく解説

日本は世界第3位のコーヒー豆輸入国。コーヒー好きが多い証ですが、日本でしか通用しないコーヒーの呼び名がいくつかあります。レギュラーコーヒー、ストレートコーヒー、ドリップコーヒー、アメリカンコーヒーが、海外では通じないのです。それぞれ、海外ではどう言ったらいいのでしょうか。カフェレス子が一つ一つわかりやすく解説していきます。

レギュラーコーヒーとは?

画像素材:iStock

日本ではレギュラーコーヒーとは、インスタントコーヒーに対してコーヒー豆を焙煎したもの、または、そのコーヒー豆を粉に挽いたものを言います。

インスタントコーヒーでないことが、Regular=正式な、という意味なのですが、海外では単にCoffeeと言えば、コーヒー豆かコーヒー粉か、それを抽出した飲み物を指します。Regular Coffeeと言うと、何に対して「正式な」なのかを問われます。サイズなのか、カフェインレスではないのかなどです。

ストレートコーヒーとは?

画像素材:iStock

日本では、ブレンドコーヒーのように何種類かのコーヒー豆の種類を配合したものに対して、1種類のコーヒー豆で抽出したコーヒーをストレートコーヒーと呼びます。

ウイスキーの水割りに対して、そのまま飲むことを「ストレート」と言うのに準じたのでしょうが、海外では通じません。海外では、シングルオリジンコーヒーと呼びます。Single Origin Coffee=単一品種のコーヒーという意味です。

ドリップコーヒーとは?

画像素材:iStock

ペーパードリップ、ネルドリップ、金属フィルタードリップなどの器具を使い、そこにコーヒー粉をセットし、上からお湯をかけてコーヒー液を抽出するのがドリップコーヒーです。

ペーパードリップ、ネルドリップという器具の名称が広く知れ渡っているのと同様に、ドリップコーヒーの呼び名も浸透していますが、海外では通じません。
上からお湯をかけて抽出するコーヒーのことは、Pour Over(プアーオーバー)、または、Brew Coffee(ブリューコーヒー)と呼ばれるんです。

アメリカンコーヒーとは?

画像素材:iStock

ブレンドコーヒーをお湯で薄めたり、焙煎度合いの浅いコーヒー粉で抽出したコーヒーをアメリカンコーヒーと呼びますが、海外では通じません。英語では、Week CoffeeまたはLight Coffeeと言うと、軽いコーヒーのことで、日本で言うアメリカンコーヒーに近いコーヒーを指します。
ただ、エスプレッソ・アメリカーノは、エスプレッソコーヒーを湯で割ったものを言い、海外でも通じます。

生活に浸透しているコーヒーだからこそ、国別に呼び名があります!

画像素材:iStock

世界中で飲まれているコーヒー。ブラックコーヒーは、日本では砂糖もミルクも入れないコーヒーのことですが、アメリカでは砂糖を入れてミルクを入れないのも、ブラックコーヒー。ミルクを入れたコーヒーは、アメリカではCoffee with milkで、イギリスではWhite Coffee。日常の生活に浸透している飲み物だからこそ、国ごとでコーヒーの呼び名にも広がりが出たのではないでしょうか。

※画像はイメージです。