鉄道好きの子供はたまらない！祐天寺『カレーステーションナイアガラ』の「しんかんせんカレー」

我々の身近な公共交通といえば鉄道。昔から男の子の中には必ずといっていいほど「鉄道好き」の子がいますよね。そんな彼らを大満足させる、鉄道ムード満載のお子様メニューがあるのが『カレーステーションナイアガラ』！

選べるのは新幹線型の器にのったカレーとナポリタン。カレーはなお子様用なのに、大人と同じように味わえるこだわりのカレー！子供も大人のように楽しめるお子様メニューをちょっとだけ覗いてみませんか？

祐天寺駅に「カレー駅」出現！？カレーステーションナイアガラとは？

東急東横線の祐天寺駅の東口から徒歩3分。閑静な住宅街に突然「カンカンカン…」という踏切の音が聞こえたと思ったら、なんとそこには踏切はなく…踏切警報機が設置されたカレーショップ！鉄道＋本格カレーがウリの祐天寺の名物店なのです。

開業は昭和38年。現在は前店長（駅長）の内藤さんのご子息が経営。先代から引き継いだ伝統のカレーを今でも守り続けているのです。

内藤さんは20代の頃に渋谷のゴールデンホールというレストランで、洋食を学びました。そこでナポリタンの作り方を覚えたのです。さらに、銀座の『ナイルレストラン』でカレーも修行。やがて祐天寺駅に本格カレーライスのお店をオープンさせました。スタイルは欧風カレーではあるものの、銀座の『ナイルレストラン』にスパイスとチャツネ、油などを仕入れて、本格欧風カレーを作り上げました。現在も2時間かけてカレーを仕込んでいるとのこと。

さらに、内藤さんは大の鉄道好きということで、鉄道工場や国定即売会に出かけてグッズを集め、店内もまるでローカル鉄道駅風の内装に仕上げています。

お子様カレーは昭和53年から提供している人気メニュー。当時店を訪れるパパママが子どもにカレーライスを小皿で分けて与えているのを見て、子ども好きの内藤さんが「子どもも一緒にカレーを楽しんでほしい」と浅草のかっぱ橋で新幹線型の容器を購入し、考案したもの。

それでは本格カレー店が出す「お子様メニュー」を見てみましょう。

SLに連結して登場！「しんかんせんカレー」

まず、ナイアガラのウリは、Gゲージというヨーロッパでも評価の高い鉄道模型でメニューを運んでくれるという点。各座席は○番線と書かれたプラットホームになっているので、「カレーが2番線に参りま〜す！」とスタッフがアナウンスが始まると「シュポシュポ…」というSLの蒸気音とともにメニューが到着。これだけで鉄道好きの子供はハイテンションに！

そして、お子様メニューを注文すると、SLの後ろに新幹線が接続されるというユニークな光景を店内で眺めることができます。

次はカレーライスについて。同店のカレーは辛味が全くない「鈍行（甘口）」と4つのスパイスを混ぜた「特急（辛口）」で構成されています。さらには、甘口と辛口の中間である「急行（中辛）」と「超特急（激辛）」も選択可能。しんかんせんカレーは子供の口にも合うように鈍行がデフォルト。もちろん、辛さも選べますよ。

甘口であってもスパイスはすべて銀座の『ナイルレストラン』に依頼。お子様カレーなのに本格カレーが楽しめるんです。お肉は目黒の『とんかつ とんき』から豚挽き肉を仕入れ、ルーはバター、玉ねぎ、じゃがいも、人参などをカレーに入れることで甘みも出ており、お子様にぴったり。ご飯のサイズは120g。もっとご飯を食べたい場合は、大盛り（200g）に変更も可能です。

「しんかんせんナポリタン」は新幹線にたっぷりとスパゲティが積まれている！

カレーがウリではありますが、洋食店で修行を積んだだけにナポリタンも隠れた人気メニュー。

ナポリタンは、玉ねぎ、人参、ピーマンが入っており、挽き肉が入っているのがまたユニーク。一般的にはナポリタンというとベーコンやハムを使用するイメージがありますが、挽き肉を入れることで麺にからみやすくなり、子供でも食べやすくなります。そして、スパゲティの上にはカレー用のチーズをのせて、さらにコクも出るように。子ども用になので100gとジャストサイズなのも嬉しいですね。

もちろん鉄道好きの子に向けたメニューだけど…

『カレーステーションナイアガラ』は店内もメニューも鉄道ムード満載！鉄道模型を使った演出も鉄道好きの子どもにも大満足でしょう。

しかし、主役は子どもだけじゃなく…鉄道大好きなパパさんにとっても大満足なハズ！鉄道好きなら親子で楽しめるのが、「カレーステーションナイアガラ」のお子様メニューなのです。