ごま油とえごま油の違いとは?健康効果は?お宝食材探検隊がわかりやすく解説

ごま油とえごま油、名前がとっても似ていますよね。でも、この二つには原料にれっきとした違いがあるんです。さらに、香りにも違いがあるんですよ。

この記事ではごま油とえごま油の違いについて、お宝食材探検隊がわかりやすく解説していきます。

そもそもごま油とは?

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ごま油とは、「ゴマ科」のごまという種子から抽出した油のこと。ごま油にはごまを焙煎しているかどうかで香りが異なり、焙煎してから抽出したものは茶色をしています。色が濃いほど高温で焙煎しているんですよ。一般的によく使われている香ばしい香りをしているごま油は焙煎されたものなんです。

焙煎せずに抽出したごま油は透明に近い色をしており、あの香ばしい香りはしないんですって。

えごま油との違いは?

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えごま油とは、「シソ科」のえごまという種子から抽出された油のこと。ごま油のような香ばしい華やかな香りはなく、えごま油はほぼ無味無臭のものや、ほんのりと爽やかな草の香りがするものもあります。

えごま油には、a-リノレン酸、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛など、健康を維持するために必要な成分がたっぷり含まれているんですよ。

ごま油とえごま油の健康効果は?

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ごま油は、便秘や乾燥肌を改善する働きが期待されています。また、ごま油には熱に強いオメガ9脂肪酸が含まれており、加熱調理することが可能なんですよ。

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一方、えごま油はごま油に比べてa-リノレン酸の含有量がとても高く(なんと60倍も違うんです!)、血流をよくする作用や、アレルギー症状を抑制する働きが期待されています。

しかし、a-リノレン酸は熱に弱いので、加熱せず出来上がった料理に直接かけて使うのがおすすめなんですって。

ごま油とえごま油の違いは、「ゴマ科」と「シソ科」か、そして含まれる栄養素!

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ごま油は「ゴマ科」のごまという種子から採れた油のことで、えごま油は「シソ科」のえごまという種子から採れた油のこと。えごま油にはa-リノレン酸がたっぷり含まれていて、血流をよくしたりアレルギー症状を抑えてくれます。ごま油は便秘や乾燥肌を改善してくれますよ。

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