プティフールとはどんなもの?ふれんちハンターがわかりやすく解説

ちょっと高級なフレンチレストランへ行くと、デザートとは別に「プティフール」と呼ばれるお菓子が登場することがあります。

ここではふれんちハンターがプティフールの意味やその役割について解説していきます。一見「おまけ」のように思える一皿ですが、実は重要な役割があるんですよ!

プティフールとは?

食後の飲み物と一緒に出されるお菓子

プティフールとは、ひと口サイズの小さなお菓子のこと。フランス料理などでよく見られ、コースの最後、食後のコーヒーなどと共に出てきます。メインとなるデザートを食べた後に出てくるので、サイズは小さく、またコーヒーや紅茶に合うような甘めのものが多いです。

お店によってはこのプティフールが省略されるケースもありますが、高級店であればまず間違いなくコーヒーor紅茶などに添えられます。コースの最後を印象付け、余韻を感じさせる一皿ということでプティフールを重要視しているお店は多く、こだわりの見える部分でもあります。

ミニャルディーズとの違いは?

ひと口サイズのプリンが出ることも

プティフールのほかにも、「コースの最後に出てくるお菓子」として「ミニャルディーズ」という言葉があります。どちらもフランス語ですが、両者には一体どんな違いがあるのでしょうか。

ミニャルディーズは「可愛い」というフランス語「ミニョン」から来ている言葉。シュークリームやチョコレート、キャラメルなど、ひと口菓子全般を指します。一方でプティフールとは「小さな窯」という意味を持つフランス語。その名の通り、クッキーやタルトなどオーブンで焼いた菓子を指していることが多いです。

いろいろなプティフール

まるでジュエリーボックスのようなプティフール

お店によってプティフールに何を出すのかは異なりますが、マカロンやマドレーヌ、フィナンシェ、カヌレなど、数種類を少しずつ出してくれる場合が多いです。

中にはワゴン形式で好きなだけ選んでいいというお店や、面白い仕掛けを施しているお店も。コーヒーに添えられる「おまけ」のような存在に思われるかもしれませんが、意外にもプティフールに力を入れているお店は多く、むしろプティフールの演出が名物になっているお店だってあるのです。

プティフールとはコースの最後を締めくくる小さなお菓子のこと!

プティフールにもこだわりがたくさん!

なんとなくプティフールの意味は知っていても、その役割やコースにおける重要度までは意識したことがない人がほとんどでしょう。

とは言え、「シェフがワンマンで料理を提供していて、プティフールまで作る余裕がない」など、お店によって事情は異なり「プティフールが出る=高級店」とは一概には言えません。もしプティフールが出てくるようなお店に訪れたら、ぜひ食後の飲み物と共にコースの余韻を楽しんでみてくださいね。

※画像はイメージです。