カスレとはどんな料理のこと?ふれんちハンターが分かりやすく解説

フランスの伝統料理の一つ「カスレ」。豆料理として知られますが、もしかしたら初めて聞いたという人も多いかもしれません。

ここではふれんちハンターがそんなカスレの特徴や歴史について解説していきます。これを読めばフランス料理の理解がより深まりますよ。

そもそもカスレとは?

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カスレとはフランス南西部ラングドッグ地方の伝統的な郷土料理です。エリアによって使われる食材に違いはありますが、一般的にはソーセージや鴨肉などの肉類と白インゲン豆、香味野菜等を鍋で煮込んだものになります。

カスレの語源は調理の際に使われる深い陶製の鍋「カソール」から来ており、ビストロの定番料理の一つです。

意外と古いカスレの歴史

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意外にもカスレの歴史は長く、その始まりは600年以上前に遡ると言われています。この頃のフランスはちょうど百年戦争の真っただ中。村人が各々持ち寄った豆類と肉類を煮込んで兵士に振る舞ったのが起源とされています。

カスレの発祥地については議論がありますが、カステルノーダリやカルカソンヌ、トゥールーズなどから生まれたとする説が有力です。

カスレ=豆料理!

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まだ日本ではそれほど一般的な料理とは言い難いですが、本場フランスでは600年以上ものあいだ人々から愛されてきた郷土料理。

日本にもそんな絶品カスレが食べられるお店がいくつも存在します。本格的なカスレを自宅で作ろうと思ったら相当な作業量になりますので、ぜひお店でその味を楽しんでみてくださいね。

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