ギーとはどんなもの?バターとの違いは?ぎゅうぎゅうミルクがわかりやすく解説!

インド発祥のバターオイル「ギー」。初めて名前を聞くという人も多いかと思いますが、実は近年そのヘルシーさに注目が集まっていて、「世界最高のオイル」と称されるほど高い評価を受けている食品でもあります。

この記事ではぎゅうぎゅうミルクがギーの魅力やバターとの違い、その使い方などについて解説していきます。

そもそもギーとは?

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「ギー(ghee)」とは、インドで古くから食べられているバターオイルの一種。無塩バターを煮詰めて水分やタンパク質を飛ばしたもので、高純度のオイルとしていま世界から注目を集めている存在なのです。

インドでは食用油としてこのギーが一般的に使われていて、各家庭に常備されています。カレーはもちろん、チャパティを作るときにも欠かせない存在で、腸内環境を整えたり、体の酸化を防ぐ効果が期待されています。

通常のバターと何が違うの?使い方は?

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そもそもバターとは生乳から作られるクリームを攪拌し、脂肪粒を練圧したもののこと。ビタミンAを豊富に含む食材として知られていて、その量は牛乳の13倍にもなります。

一方ギーは、水分やタンパク質など、バターから不純物を取り除いた純粋な油脂で、その主成分は乳脂肪分です。水分が含まれていないことから腐敗しにくいと言われていて、常温で長期間の保存ができるというメリットがあります。

ギーもバターと同様の使い方が可能で、トーストに塗ったり、食材を炒めるのに最適。パンケーキにのせたり、じゃがバターのように使っても美味しいですよ。

インドにおける「ギー」

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ヘルシーな食品として注目を集めているギーですが、本場インドでは、ギーは時に食品以上の意味を持つことがあります。
そもそもインドの人口の8割近くはヒンドゥー教徒。彼らにとって牛は、シヴァ神の乗り物であり神聖な存在です。当然生乳から作られるギーもインド人にとって特別なものであり、神への捧げものとして宗教的な儀式にも用いられるのです。

またインドの伝統医学療法「アーユルヴェーダ」においてもギーは重要な役割が。とりわけ目の浄化に効果的として、目薬のように直接目に垂らす治療が行われます。

ギーとはインドで古くから食べられているバターオイルの一種!

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ギーとはインドで一般的に用いられている食用油の一種で、無塩バターを煮詰めて不純物を取り除いたもののこと。アメリカの『TIME』誌が選ぶ、「世界でもっとも健康にいい食品50」に名前が挙がったこともある食品で、普段の食生活に取り入れる著名人も増えているのだとか。ぜひ健康を意識する人は、バターに代わってギーを使い始めてはいかがでしょうか。

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