リンゴでつくる醸造酒「シードル」とは?どんな料理と合う?ふれんちハンターがわかりやすく解説!
ヨーロッパや欧米ではよく飲まれるお酒、シードル。日本ではまだなじみが浅いので、ご存知ない方も多いのではないでしょうか。
この記事ではふれんちハンターが、シードルの魅力や相性のよい料理について、詳しく解説していきます。
そもそもシードルとは?
シードルとは、りんごの果汁をアルコール発酵させて造られる醸造酒のこと。味わいは、りんごの爽やかな風味が口いっぱいに広がるフルーティーな仕上がりになっています。辛口のものや、発泡性のものがあったりとバリエーションも豊富なんです。
アルコール度数は2%~9%と低いので、晩酌の締めなどに飲まれるのもよいですし、お酒が苦手な方にもおすすめなんですよ。
大きく分けると、ワインのように風味を楽しみながら飲むヨーロッパタイプと、ビールのようにゴクゴクと飲むイングリッシュタイプの2種類があります。
グルテンフリーであることに加え、ポリフェノール等りんごの栄養価も豊富に含まれていて、健康や美容にも効果があるお酒なんですよ。
シードルの歴史とは?
シードルは、11世紀にフランス北部のノルマンディー地方やブルターニュ地方にて生産が確立され、その後ヨーロッパ中に広まり、各国で楽しまれるお酒になりました。
語源は「果実を発酵させてできたお酒」を意味するラテン語の「シセラ」。
国によって呼ばれ方が異なり、ドイツではアプフェルヴァイン(またはアップルワイン)、スペインではシードラ、イタリアではシードレ、イギリスではサイダーと呼ばれています。
イギリスは特に、シードルの生産&消費量が最も多く、コンビニやスーパー、パブなどいたるところでシードルが売られているんですよ。
シードルと相性がいい料理は?
シードルはその飲みやすさから、基本的にどんな料理と組み合わせても相性がよいです。魚料理や肉料理など、こってりしたものと合わせることで、シードルが持つ爽やかな口当たりをより感じられます。
オススメはチーズと組み合わせること。特にカマンベールチーズは、シードルと同じノルマンディー地方発祥のチーズで、その香りとクリーミーな味わいに非常にマッチします。他にもブルーチーズは塩っ気がよいので、シードルの甘みを一層引き立ててくれて、お酒が進みますよ。
デザートであれば、同じりんごを使うアップルパイが相性抜群!リンゴの甘みとバターのコクを、シードルの爽やかな風味と味わうのは格別です。
シードルは爽やかで飲みやすいリンゴ版ワインのこと!
どんな料理にも合わせやすく、且つ飲みやすいシードル。ご自宅ではもちろん、パーティーやアウトドアなど、様々なシーンで活躍してくれるお酒です。
もちろん海外だけではなく、青森県や長野県など日本でも作られていますので、ぜひ一度飲んでみてください。気に入ること間違いなしです!
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