カルパッチョの作り方とは?美味しく作るコツは?フードマニア編集部が徹底解説

おしゃれな料理として名前が上がることが多いカルパッチョ。イタリア料理ということもあり、なんとなく作るのが難しいイメージもありますが、実は料理に慣れていない人でも手軽に作ることができるのです!

この記事では、イタリアンに関する本を出版しているフードマニア編集部が、カルパッチョの作り方や美味しく作るコツ、マリネとの違いを解説していきます。

カルパッチョの作り方と美味しく作るポイント3選

smoked salmon

カルパッチョの作り方は至ってシンプル。生の素材を用意し、お刺身のように切った後にオリーブオイルや特製のソースなどを回しかけるだけ!必要な材料なども少なく、手軽に作れるため、料理に慣れていない人にもおすすめの前菜料理です。また、とてもシンプルな料理だからこそ、アレンジの幅が無限大なのも特徴。

カルパッチョを美味しく作るコツの1つ目は、“素材に合わせて切る厚さを使い分けること”。扱う材料にもよりますが、一般的には少し厚めに切ったほうが食べごたえがあり、素材の旨味もダイレクトに伝わります。

ただし、身が引き締まっている白身魚などは、薄めに切ったほうが食べやすく、独特の触感が残せるという声も。好みや材料に合わせて使い分けてみてくださいね。

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2つ目のポイントは、 “ハーブやスパイス、柑橘類の皮などのアクセントを添えること”!これらを添えることで、彩りや香りが更に良くなります。ピンクペッパー、ディル、柚子の皮などはどんな魚にも合いますし、ルッコラと牛肉は相性抜群ですよ!

3つ目のポイントは“魚の場合、切る前にキッチンペーパーで表面の水分を拭き取っておく”こと。こうすることで魚の生臭さが大幅に消えるだけでなく、身も程よい弾力をもち、楽しい食感に。

また、お刺身でカルパッチョを作る場合、身の両面に塩を振り、キッチンペーパーに包んで10分ほど休ませるのもおすすめ。「浸透圧」という働きにより、魚の内部から不要な水分や血、匂いが放出され、旨味が凝縮されるのです。また、色味も鮮やかになる効果も期待できますよ。このとき、一緒にお皿を冷やしておくと、より長時間冷たいカルパッチョを楽しむことができます。

マリネとはどう違うの?

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マリネとカルパッチョの最大の違いは、その作り方にあります。生の素材を切り、ソースを回しかけるカルパッチョに対して、マリネは調味料や油などで作られた“マリネ液”に漬けこむ料理、もしくはそうした調理方法のこと。

また、イタリア・ヴェネツィアで誕生したカルパッチョに対し、マリネは語源こそフランス語であるものの、どこで発祥したかは定かではありません。同じ生の食材を用いる前菜料理でありながら、味や風味、見た目、歴史などが全く異なります。

カルパッチョは生の素材を切ってオリーブオイルなどをかけた料理!手軽に作れて料理初心者にもおすすめ

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名前だけ聞くと、なんとなく調理のハードルが高そうな印象を受けるカルパッチョ。ですが実際は、少ない材料で作れて難しい工程もないため、料理に慣れていない人でも気軽に作れる料理です。また、そのシンプルさからアレンジの幅が広いのも特徴。料理に慣れてきたら、自分好みのカルパッチョを作ることも可能ですよ!フードマニア編集部ではシェフが作ったレシピも公開中なので、ぜひ試してみてくださいね。

※画像は2015年12月のものです