【連載】飲食店の販促サービスとは?第4回/あの店の「味」を家に連れて帰る。注目の物販・テイクアウト事例3選
外食の楽しみは、店内で食べる時間だけにとどまらなくなってきています。
持ち帰りや物販を通して「あの店の味」を家でも楽しめることが、店選びの理由になる時代。今回は、いま注目されている、店の外に広がる売り方を見ていきましょう。
— 目次 —
■ケース1:料理だけじゃない。家で使いたくなる“店の味”というお土産
外食好きの中には、家でもおいしいものを楽しみたい人が増えています。
そんなニーズを捉えたのが、うどん店の「タレ」の持ち帰り販売。豚バラ肉に合わせて開発した独自のタレは、丼の名物として人気だったが、「この味を家でも使いたい」という声から商品化されました。
料理を持ち帰るのではなく、“味そのもの”を持ち帰る発想です。市販品では出せない店ならではの味は、外食体験の延長として支持されているようです。

■ケース2:写真に写る小さな仕掛けが、店の名前を広めていく
持ち帰り弁当にロゴ入りステッカーを添え、「一緒に撮影してください」と一言添えたレストラン。
この遊び心が、SNS投稿を後押ししました。弁当と一緒に撮られた写真が自然に広まり、店の名前も認知されるようになりました。
さらにデザインを複数用意することで、常連客も何度も投稿したくなるという仕掛けです。持ち帰り商品が、コミュニケーションのきっかけになった好例です。

■ケース3:ランチ弁当から、思わぬ新しい需要が生まれる
オフィス街の和食店が始めたランチ弁当。
コンビニ対策として始めた取り組みでしたが、そこから会議用弁当の需要を掘り起こしたのです。野菜多めで価格帯を分けた弁当は、働く人のニーズに合致。
「近くで頼める、きちんとした弁当」は、忙しい日常の中で頼れる存在になっているとのことです。

■まとめ
店の味や工夫は、持ち帰った先でも体験として続いていきます。
調味料や弁当、ちょっとした仕掛けが、日常の食卓にその店の記憶を残すのです。テイクアウトや物販は、外食の楽しみを広げる一つの形なのだと再認識させられます。
店の外に“売り場”を広げる発想は、特別な設備がなくても始められます。
飲食店の現場から生まれた物販・テイクアウト事例をまとめた書籍では、すぐに試せるヒントを多数紹介しています。
【参考図書】
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著者:いわさき グループ ・SNSで集客アップ! ■A5・232ページ |






