2月6日は、「海苔の日」
海苔は、貴重な食べ物で、701年に制定された法律、大宝律令には、海苔を税金として納める記述が登場するそうです。そこで、大宝律令が制定された2月6日を「海苔の日」と制定されました。

海苔は、かつては海外では敬遠された!?
海苔は、古くから日本人に親しまれてきた食べ物です。お寿司にも、おにぎりにも欠かせません。しかし、海外では、海苔は敬遠されてきたことがあります。
その理由は、「色」です。海苔の黒い色が敬遠されたのです。黒い色の食べ物は、あまりありません(イカ墨パスタくらいですかね)。そして、ブラック=悪魔、を連想させることもあり、食べ物として海苔は海外では敬遠されました。
海外では、海苔巻きが「裏巻き」に
お寿司の海苔巻きも、海苔で巻くので、見た目は黒い食べ物になります。
そこで、海外では、「裏巻き」という巻き方が誕生したと言われます。海苔で外側を巻くのではなく、海苔を内側にして巻くのが「裏巻き」です。カリフォルニアロールなど、すし飯が外側にある巻き方をした巻き寿司を見たことがある人は多いでしょう。こうすることで、見た目は「白く」仕上がり、黒い食べ物に抵抗がある海外の人にも、抵抗なく提供できるというわけです。
ちなみに、「海苔巻きの日」もあり、それは、「海苔の日」の3日前の2月3日。節分に恵方巻を食べることにちなんで「海苔巻きの日」と制定されました。
「料理と食シリーズ№2 すし」(旭屋出版)より
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