焼きそば麺は、どのように誕生したのか。

焼きそばに使うのは、中華麺。中華麺の定義としては、小麦粉、水、塩、そしてかん水を使った麺のこと。かん水の強アルカリ性の成分により、独特の黄色い麺になるのと、独特のコシと歯応えのある麺に仕上がる。
保存のために誕生した焼きそば麺?!
中華麺は、ラーメン店なら、生麺を仕入れて、茹でて使う。焼きそばでは、生麺を茹でて使うところもあれば、蒸した麺を使うところもある。中華麺の生麺は、日持ちがしないので、日持ちさせるために蒸したのが、焼きそばによく使われるようになったという説もある。
ただ、焼きそばの街、秋田県横手市の横手やきそばでは、生麺を茹でて炒めるのが多い地域もある。また、蒸し麺でも、宮城県石巻の焼きそば麺は、一度蒸した麺を水洗いしてから再度蒸す「2度蒸し麺」にこだわる地域もある。
焼きそば麺は、各地でいろいろ
中華麺を使う焼きそば麺ですが、その太さは店によっていろいろです。大阪には、幅4ミリのうどんのような麺の焼きそばを出す店があります。福岡の屋台の焼きラーメンは、1.1ミリの細麺で作られています。
ただ、各地のご当地ラーメンと焼きそば麺の太さなど関連性はあまりないようで、ラーメンと違って、麺を味わう焼きそばですので、麺の満足感を出すために、やや太めの麺が全国的には主流ではあるようです。
「全国縦断 名物焼そばの本」(旭屋出版MOOK)より
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日本には旨い焼きそばがこんなにある!全国を縦断しながら名物焼きそばを食べ歩いたワタシが、焼きそばの魅力をひたすら紹介していきます。
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