魚の内臓を使った珍味には「白子」とは

白子は魚の精巣のことで、タラやフグ、タイなどのものが珍重されており、高価な食材として知られています。濃厚な味わいとトロリとした食感が魅力です。タラの場合、スケトウダラよりもマダラの白子の方が大きいために高級品とされており、その形から「雲子」または「菊子」と呼ばれています。下処理をきちんと行うことが、食感よく仕上げるための重要なポイントになります。

白子を使った料理とは?

【雲子ポン酢】

タラの白子は立て塩に漬けることで、切り口がだれることなくプリっとした食感を楽しませることができます。ポン酢醤油と紅葉おろしですすめます。

【フグの白子ポン酢】

タラよるもフグの白子の方がぬめりが多いので、塩を直接あてて下処理します。

【フグ焼き白子】

あまり長く焼き過ぎると白子が破裂して中身が出てくるので注意が必要です。焼く前昆布だしでさっと湯引きすると、よりおいしくなります。

【雲子のチーズ焼き】

タラの白子にチェダーチーズをのせて焼くことで、濃厚な洋風の味わいをプラスしました。

■参考資料:「珍味」の料理(旭屋出版)

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