フレッシュタイプ‐チーズの種類と特徴は?ぎゅうぎゅうミルクがわかりやすく解説!
「白かびタイプ」や「青かびタイプ」など、チーズにも製造方法においてさまざまな種類がありますが、その中でもとりわけクセが無く、初心者向けと言われているのが「フレッシュタイプ」と呼ばれるチーズです。
この記事ではぎゅうぎゅうミルクがフレッシュタイプのチーズの種類や、その特徴について解説していきます。ぜひチーズ選びの参考にしてみてくださいね。
— 目次 —
そもそもフレッシュタイプチーズとは?
「フレッシュタイプ」とは、熟成を行わないチーズのこと。みずみずしい風味と、ヨーグルトに似た爽やかな酸味を楽しむチーズで、牛のミルクから作られるものが主流です。クセが少ないことから初心者にもぴったりで、モッツアレラやクリームチーズなど、日本人に馴染みのあるチーズも多いです。
新鮮さが求められるチーズなので、賞味期限が記載されていて、開封後は早めに食べ切る必要があります。
フレッシュタイプ‐チーズ11選!
フロマージュブラン
フランスで生まれたチーズの一つ。フランス語で「白いチーズ」の意味を持ち、ヨーグルトに似た酸味と爽やかな口当たりが魅力です。フランスでもっともポピュラーなチーズであり、砂糖や蜂蜜をかけたり、フルーツに添えて食べるのに向いています。
モッツアレラ
パスタやピザなどでもお馴染みの、イタリア発祥のチーズ。もちもちとした食感とミルキーでジューシーな味わいが特徴で、熱を加えることで糸を引きます。
元々は水牛の乳で作られていましたが、現在は牛乳製が主流。日本でもスーパーマーケットやコンビニなどで手軽に購入できる、定番のチーズです。
リコッタ
さっぱりとした中にもミルクのコクと甘みが感じられる、イタリア生まれのチーズ。製造過程で出たホエーにミルクを加えて作られていて、語源はイタリア語で「二度煮る」という言葉から。
イタリアのお菓子作りには欠かせないチーズで、豆腐のようなもそもそとした食感が特徴です。
マスカルポーネ
乳脂肪分が高く、なめらかな口当たりが特徴。生クリームのような甘みと、バターのようなコクが感じられるフレッシュチーズで、クリームチーズよりも酸味が少なく、さらに食べやすいチーズです。
ティラミスの材料として知られていますが、そのままパンに塗ったり、ジャムと混ぜても美味しくいただけます。
クリームチーズ
牛乳に生クリームを加えて作られるチーズ。フレッシュチーズの中でも濃厚な味わいが特徴で、とりわけデンマーク産のものは品質が高いことで知られます。
フルーツやスパイスを混ぜたものなどバリエーションも豊富で、モッツアレラ同様、日本人に馴染みの深いチーズの一つでしょう。
ブリヤ・サヴァラン
フランスの美食家ブリヤ・サヴァランの名前を冠したチーズ。高脂肪ですが、酸味があるためあっさりとしていて、軽めの赤ワインや、フルーティーな白ワインとの相性が良いです。
熟成させた「白かびタイプ」のブリヤ・サヴァランもあり、こちらは酸味が少なく、まろやかな味わいが特徴です。
フェタチーズ
現存する世界最古のチーズと言われている「フェタ」。ギリシャで生まれたチーズの一つで、アテネ郊外の羊飼いが作り始めたとされています。
保存性を高めるために塩漬けにしているものが多く、塩味が強いので、気になる場合塩抜きして食べられます。羊の乳を使っているため独特の風味があり、フルーツなど甘いものと一緒に食べるのに向いています。
カッテージチーズ
脱脂乳から作られるクセのないチーズ。酸味はありますが、ほとんど無味のため幅広い料理に使われます。脂肪分が取り除かれていることからヘルシーなチーズとして注目されていて、健康志向の人やダイエット中の人でも罪悪感なく食べられるチーズです。
ブルソー
1950年代にフランスで生まれたチーズの一つ。200gの円筒形で、脂肪分が高くバターのような口当たりが特徴です。パンに塗ったりフルーツに添えて食べるのが向いていて、フレッシュタイプですが薄っすらと白カビに覆われていることから、上品な風味が魅力。
バノンチーズ
100g前後の小ぶりなチーズで、その最大の特徴は栗の葉に包まれているところ。ブランデーにくぐらせたチーズは栗の葉で包まれ、椰子の紐で結んで熟成されます。中はねっとりと柔らかく、かすかにお酒の香りが感じられる、大人のチーズ。ヤギ乳製のものもありますが、いずれも独特のクセが無く食べやすいチーズです。
ブルサン
非常にクリーミーな口当たりが特徴的。パンやクラッカーに塗ったり、生クリームと混ぜて野菜につけて食べるのに向いています。胡椒やニンニクを練り込んだものなどバリエーションも豊富で、程よい酸味もあり、重たすぎない味わいが人気です。
「フレッシュタイプ」とは非熟成のクセの無いチーズのこと!
今回ご紹介したのはフレッシュチーズの中でもほんの一部。定番の味から、フェタチーズやバノンチーズのような変わり種まで、世界には数多くのチーズが存在します。ぜひいろいろなフレッシュチーズを試して好みの味を見つけてみてくださいね。
※画像はイメージです。
※「おいしいチーズの本─THE BOOK OF CHEESE─」に掲載した内容を再編集しています。
プロフィール
-
ぼくたちぎゅうぎゅうミルク!ミルクもチーズもヨーグルトも、みんなだーいすき!そんな乳製品の魅力をみんなにぎゅぎゅーっとお届けするよ!
記事一覧はこちら