既存のベビースターの“概念”が変わる!「ベビースター ドデカイラーメン」を駄菓子マニアが徹底解説

ベビースターというと「細麺を揚げたもの」という固定概念があると思いますが、1999年に初めて「ドデカイラーメン」が誕生した時は新たな楽しみ方を提供してくれました。レギュラーの細麺とは違って、平打ち麺を揚げたクリスピー感はサクサクで濃厚なのです!

駄菓子大好き!日本全国の駄菓子を食べまくる駄菓子マニアが、今回は「ドデカイラーメン」シリーズを徹底解説していきます。

「ドデカイラーメン」とは?

まず、レギュラーのベビースターとのサイズを比較。どれだけ「ドデカイ」かお分かりいただけましたでしょうか?

1999年にベビースターから誕生した「ドデカイラーメン」シリーズは、極太平打麺にしたもの。平打ちになっているだけに旨味が感じやすく、さらにサクサク食感で食べやすくなっているというが特徴。通常のベビースターより容量は多いのに、さっぱりとした食べごたえが強みになっています。

限定メニューもありますが、現在は3種類のフレーバーが基本

現行シリーズは「チキン味」と「ソースマヨ味」、「のりしお味」の3つ。基本のチキン味は常にありますが、ローカルグルメやコラボ商品も多く、バリエーションが豊富というのがウリなんですよ。

「ベビースタードデカイラーメン チキン味」

やはり、ドデカくても定番の味は安定!

ベビースターといえば、やはりチキン味!もちろん、初期からあるシリーズで、ノーマル同様に濃厚なチキンの旨味が人気です。しかし、フレーバーはドデカイシリーズのために少し改良しているんですよ。

実は通常の細麺と違って「ドデカイ」だけの工夫がされているのです

オリジナルのチキン味にはチキンエキスが使用されていますが、こちらはさらに「チキンエキスパウダー」も加えて使用されています。そして、ポークパウダーは使用せず、粉末卵を使っているのもポイント。よりチキンの旨味が濃厚になって、卵の風味も加わっているのです。

なるほど、サクサク食感であるが故に、少し濃い目のフレーバーでさらに旨味がアップ!

サイズは2種類。ミニはお試しで食べてみるのにもちょうどよいサイズ!

ちなみに、チキン味はミニサイズもあるのが特徴。ノーマルのチキン味は、68gなのに対して、ミニは37g。サクッと食べたい時やおつまみにもおすすめですよ。

「ベビースタードデカイ焼そば ソースマヨ味」

ソースマヨということでパッケージもどこか焼きそばカラー

「ドデカイラーメン」は平打ち麺になっているだけに、濃厚なソース味を堪能したい人におすすめ!実はチキン同様に、ミニに比べるとパウダーが結構豪華になっています。ミニでは「野菜パウダー」と「魚醤パウダー」だったものが、「キャベツパウダー」と「オイスターパウダー」となり、ちょっぴり高級感!

チキン味(右)との比較。ソースが練り込んである上に「マヨネーズ風味パウダー」がかかっていて、味に深みがあるのが特徴です。

しかし、なんといっても「ソースマヨ味」というだけであって、「マヨネーズ風味パウダー」で味わいを付けつつ、粉末卵も使用しているのでこってりとした味わいに!ドデカイシリーズの特製を活かす濃厚な旨味が堪能できるのです。

「ベビースタードデカイラーメン のりしお味」

「のりしお味」ということで、パッケージのカラーも緑になっています

現行では「のりしお味」はドデカイシリーズのみの販売となっていて、アオサが麺に練り込んであるのが特徴。ベビースターの特徴ともいえば、チキンエキスパウダーは使用していないので、かなりさっぱり風味!

チキン味(右)との比較。「のりしお」というだけにおせんべいのような雰囲気もします。

さらに、のり塩風味パウダーを使用しているのため、ダブルで海苔の旨味が溢れるというのも独自の路線。より海苔の濃厚な旨味に溢れるので、海苔せんべいといった味わいに近いものに仕上がっています。

「ドデカイラーメン」シリーズは、ベビースターの概念を超えた味わい

3つのフレーバーをご紹介しましたが、スタンダードなチキン味であってもドデカイの美味しさを追求するフレーバーに仕立て上げているのがまたニクイですね。さらに、ソースマヨ味とのりしお味は平打ち麺だからこそおいしく仕上がっているのです。

ベビースターの「らしさ」を超えて、新たなスタイルを確立したともいえる「ドデカイラーメンシリーズ」。味わったことない人も、しばらく食べていなかった人もぜひ味わってみてくださいね。