【連載】飲食店の販促サービスとは?第2回/お店の“こだわり”が伝わる!最新WEB・SNS活用3選

飲食店の世界では、いまSNSやオンラインを使った新しい発信方法がどんどん生まれています。

「おいしい」だけでは伝わらない、お店の裏側の魅力やスタッフのこだわりが、実は人気の理由になっているのです。ここでは、飲食店従事者はもちろん、外食好きな方でも楽しめる、ちょっと面白い3つの成功例を紹介します。

■ケース1:仕込みやレシピ公開が人気に

ある焼肉店では、店の紹介だけでなく、肉の仕込み風景やタレの作り方など、普段は見られない“裏側”をSNS動画で公開しています。

これが思いのほか大人気。視聴者は「焼肉ってこんなに奥深いんだ!」と興味を持ち、そこからお店にも関心を持つように。

動画の登録者はなんと47万人以上。その多くが若者で、実際に20代のお客さんが増えたそうです。

さらに公開したタレは、店内販売だけでなくスーパーや通販にも広がり、新しい人気商品に。
見せ方ひとつで、“お店のこだわり”が新しい価値になる好例です。

■ケース2:スマホで撮りたくなる豆知識POP

あるバルでは、ワインや日本酒の豆知識をまとめたPOPを店内にディスプレイしています。
ポイントは「スマホの画面比率に合わせた縦長デザイン」。

「撮影して保存してください」と書いてあるので、来店客が気軽に撮影し、後で見返したりSNSにシェアしたりする動きが自然と生まれています。

若い世代にとって“スマホで読みやすい縦長の情報”はとても身近。
店内POPが、気軽な情報コンテンツとして楽しんでもらえるんです。

■ケース3:オンライン交流で常連さんとの新しいつながり

コロナ禍に、休業していたある居酒屋では、Zoomを使って常連客とオンライン交流会を実施。

店主がコンビニ食材で作れる簡単おつまみを紹介する、ゆるい雰囲気の会でしたが、参加者から好評で、営業再開後にはほぼ全員が来店してくれました。

「オンラインで店主と会う」という特別感は、実店舗とはまた違った楽しさ。
今では「リアル営業が再開しても続けてほしい」と声が上がるほど、お店とお客のあたらしい距離感を生み出したそうです。

■まとめ

どの事例にも共通しているのは、
「料理の裏側」「豆知識」「店主の人柄」など、お客がワクワクするポイントを、SNSやオンラインでうまく伝えていること。

外食がもっと楽しくなる、そして“知られざる店の魅力”が見える、そんな新しい発信方法が今後も増えていきそうです。

今回紹介した事例は、飲食店の販促をまとめた専門書籍から抜粋しています。
他にも「ランチ」「イベント」「テイクアウト」「物販」「接客」など、店づくりに直結する成功例を多数掲載。
興味がわいた方はぜひ書籍もご覧ください。


【参考図書】

飲食店の「売り方・販促」
工夫集139

著者:いわさき グループ


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■A5・232ページ
■ISBN-13:9784751115244
■2,090円(税込)