【連載】飲食店の販促サービスとは?第5回/ランチが楽しみになる店には、ちょっとした“仕掛け”がある

外食の中でも、ランチはもっとも身近な楽しみの一つだ。
限られた時間の中で「おいしい」「気分が上がる」「また来たい」と感じさせてくれる店には、料理そのものだけでなく、さりげない工夫が隠れている。

■ケース1:思わず写真を撮りたくなる。定番とんかつが“ごちそう体験”に変わる瞬間

たとえば、とんかつ店の事例。銘柄豚を使ったとんかつは王道だが、この店では盛り付けを大胆に変えた。ロゼ色の断面をあえて上に見せ、パレットのような皿に8種類のソースや薬味を並べる。見た瞬間に写真を撮りたくなるビジュアルは、SNSで自然と広まり、遠方から足を運ぶ人も増えたという。味はそのままに、見せ方を変えるだけで、定番メニューが“記憶に残るランチ”になる好例だ。

■ケース2:ランチ後の時間まで心地いい。持ち帰れるドリンクが支持される理由

あるカフェでは、ランチセットのドリンクをすべてテイクアウト可能な紙コップに変更した。店内で飲んでもいいし、ふたをして持ち帰ることもできる。持ち帰りの場合はサイズアップという小さな特典付きで、結果的に多くの客がテイクアウトを選ぶようになった。天気の良い日は外で、仕事中はデスクで。ランチ後の過ごし方まで想像したサービスが、心地よさにつながっている。

■ケース3:今日は何を食べたい?気温で変わるランチの楽しみ方

あるそば店では天気予報をランチづくりに活用している。「アイスクリームが売れ出す温度」について書かれた本を読んだことをきっかけに始めたことで、最高気温が高い日は冷たい麺、低い日は温かい麺と、気温に合わせて日替わりランチを変えることで、「今日はこれが食べたい」と自然に選ばれるようになった。

■まとめ

ランチを特別にするのは、必ずしも大きな仕掛けではない。
ちょっとした工夫が、日常の食事を楽しみに変えてくれる。

こうした工夫は、特別な店だけのものではありません。

店の外に“売り場”を広げる発想は、特別な設備がなくても始められます

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【参考図書】

飲食店の「売り方・販促」
工夫集139

著者:いわさき グループ


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■A5・232ページ
■ISBN-13:9784751115244
■2,090円(税込)