「THE WORLD’S 100 BEST COFFEE SHOPS 2025」で世界1位に選ばれた、オーストラリア『TOBY’S ESTATE COFFEE ROASTERS』による特別セミナーでユニークなコーヒーを体験!
2025年3 月27日に、UCCグループ東京本部のショールーム(東京・青山)にてオーストラリアのスペシャルティコーヒーロースター『TOBY’S ESTATE COFFEE ROASTERS』のニューサウスウェールズ州セールスマネージャーであるZephaniah Clapp氏(以下ゼフ氏)とフラッグシップであるチッペンデール店のショップマネージャーTaylor Yang氏(以下テイラー氏)の来日に合わせ、特別セミナーが開催されました。
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『TOBY’S ESTATE COFFEE ROASTERS』とは?

画像提供:UCCジャパン株式会社
『TOBY’S ESTATE COFFEE ROASTERS』(以下:『TOBY’S ESTATE』)は、2001年に創業したオーストラリアにおけるスペシャルティコーヒーのパイオニア。カフェ事業に加え、業務用・家庭用コーヒーの製造・販売やコーヒーマシンの販売・レンタルも手がけており、親会社の『UCC COFFEE AUSTRALIA LIMITED』はオーストラリアとニュージーランドに5つの焙煎所を保有しています。
店舗展開はオーストラリア・シドニーを中心に、世界8カ国に進出。2025年2月末時点で73店舗にまで拡大中です。2022年には UCCグループが全株式を取得したことによりグループに加わりました。
そんな『TOBY’S ESTATE』が2025年2月17日にスペイン・マドリッドで開催されたコーヒーイベント「Coffee Fest」が主催する「THE WORLD’S 100 BEST COFFEE SHOPS 2025」で1位を獲得という嬉しいニュースが飛び込んできました。
「THE WORLD’S 100 BEST COFFEE SHOPS 2025」とは?
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世界14000軒のカフェを対象に、世界中のコーヒー愛好家とスペシャルティコーヒー専門家、業界関係者が「あらゆる面でコーヒー体験が優れたショップ」を評価する調査です。評価項目はコーヒーの品質、バリスタの専門性、カスタマーサービス、店内の環境と雰囲気、フード・ペストリーの品質、イノベーションやサステナビリティ活動など多岐にわたります。

今回、受賞した『TOBY’S ESTATE』のフラッグシップショップ(オーストラリア・シドニーのチッペンデール)では、お客様とバリスタ間の壁を取り払っているのが特徴です。コーヒーマシンを客席に向けて配置し、ブリューバー中心に、焙煎所をカフェの奥からガラス越しに見えるように設計されており、最高の技術と笑顔でお客様をもてなします。
また、厳選されたBGM、洗練されたデザインも優れており、訪れる人はここに座るだけで特別な空間にいる心地よさを感じることができます。
世界1位のコーヒーを体験!

セミナーがスタートし、ゼフ氏によるプレゼンテーションの後はいよいよ体験セッションです。
同社ではレシピ通りのコーヒー抽出、ショットの重量測定、毎日の品質チェックを徹底しており、直接買付する高品質の生豆を焙煎し、「WOOLLOOMOOLOO」ブレンドのような人気ブレンドに加えて、シングルオリジンを毎月7種類提供しています。(エスプレッソ3種類、フィルター4種類)

最初に抽出したのは、発祥の地名を冠した1番人気の「WOOLLOOMOOLOO」エスプレッソブレンドを使ったフラットホワイト。シドニーのお店を訪問しているかのように、参加者一同、ゼフ氏の手元に注目します。続いてテイラー氏にカップが移るとラテアートが美しく描かれ、感嘆の声が上がります。ミルクの香りと甘みが濃厚なチョコレート、ドライフルーツ、バタースコッチを思わせるエスプレッソとマッチしています。

フィルターコーヒーはテイラー氏が担当。シングルオリジン豆の焙煎度合いは中程度で苦味と酸味が出ないよう、バランスを心がけています。
コーヒー豆20gを粗めに挽き、90℃の湯で抽出しており、クリーンな味わいを目指します。現地価格で1杯5AUD(約468円)だそうです。
『TOBY’S ESTATE』ではインフューズドコーヒーにも力を入れており、単なる香りづけではなく、シングルオリジン豆にフルーツを加えて発酵させています。これまでに14種類を提供し、インフューズドコーヒーを使用した、ピーチやクリーム、アプリコットデニッシュのような風味のブレンド「パンナコッタ」が好評とのこと。

今回のセミナーで披露してくださった豆は、「FINCA CACHINGO,COLOMBIA」、「TINAMIT COOPERATIVE,GUATEMALA」、「GUJI GURIBEA,ETHIOPIA」、「FINCA MONTEBLANCO, COLOMBIA」の4種類。
プロフィールカードには豆の特徴など詳細に記載されており、いずれの銘柄もそれぞれの豆の香りと味わいが口の中に広がり、コーヒーの奥深さを堪能することができました。
『TOBY’S ESTATE』は日本進出も検討中で、2026年度中のオープンが待ち遠しいです。
UCCグループはグローバルに海外事業を展開しています。世界最大のコーヒー市場であるヨーロッパではイギリスの地域統括会社のもと、8カ国(イギリス、スペイン、オランダ、スイス、フランス、ドイツ、ポルトガル、アイルランド)をはじめ、近年成長が著しいアジアのコーヒー市場では9カ国と地域(シンガポール、フィリピン、マレーシア、中国、香港、台湾、タイ、インドネシア、ベトナム)に事業展開を進めています。そして2022年からはオーストラリア、ニュージーランドを加え、世界規模のコーヒー事業に注力しています。