刀削麺とはどんなもの?その歴史とは?ラーメンマニア編集部がわかりやすく解説

中国の山西省(さんせいしょう)発祥の「刀削麺(とうしょうめん)」をご存知ですか?最近では日本でも食べられるようになりましたが、まだ聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか。そんな刀削麺とはどんな食べ物なのでしょう?

この記事ではラーメンマニア編集部が、刀削麺の特徴やその歴史についてわかりやすく解説していきます。

そもそも刀削麺とは?

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刀削麺とは、北京の西南にある、黄河の中流に位置する山西省発祥の麺の一つで、刀で削った麺という名前の通り、専用の刀状の刃物で生地を削ぎ落として作られます。小麦粉に水を加えて練った生地を塊のまま持ち、専用の刃物で直接鍋の中に麺状に削り出すのが大きな特徴です。細長く削り出された麺の形によって、ラーメンともうどんとも違う刀削麺特有の食感が生まれるんですよ。

もう一つ刀削麺には特徴があって、刀削麺以外の多くの麺では、麺の表面に粉をまぶして伸ばすため、表面がコーティングされていますが、刀削麺は削った麺をそのまま茹でているため、茹で時間が短く済み、また、麺とスープがよくからむんですって。

日本でも最近広がり始めましたが、麺を均等に素早く削り出すのには高い技術が必要で、日本ではまだ職人が不足しています。そのため、刀削麺は一般的なラーメンよりも少し高級なんです。それでも、職人が一本一本特殊な刀で麺をリズミカルに削りながら飛ばし、見事にゆで鍋に入れていく姿は私たちの目を魅了させてくれますよ。一度頼んでみたい逸品ですよね。

刀削麺の歴史とは?

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刀削麺のルーツは、約800年ほど前のこと。政府から反乱を起こさないようにと、武器になりかねない包丁を含む全ての武器を没収された漢民族が、鉄片を折り曲げて自作の包丁を作り、小麦粉の生地を削って麺を作ったのが始まりと言われています。この調理法が黄河中流で広がり、歴史を重ねて現代の刀削麺になったんだとか。

刀削麺とは、中国の山西省が発祥の生地を独特の刀で削り取る麺のこと!

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刀削麺とは、中国の山西省が発祥となった、小麦粉を水で溶いて練った生地を一本一本専用の刀で削り取って作られる麺のこと。麺を均等に削り出して大きな鍋に飛ばしていく姿は芸術とも呼べる職人技です。皆さんも中華料理店に赴いて、刀削麺を目で、舌で、楽しんでみてはいかがでしょうか?

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